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有事の際の吸引について


能登半島地震後、現地では必死の救護救援活動が展開されておりますが今もなお多くの方が避難生活を余儀なくされております。

現地での救援活動をされております関係者の方々には深く敬意を表します。また被災地の1日でも早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。


さて、今回ですが、被災地におきます医療的ケアの吸引について書かせて頂こうと思います。


ご自宅で療養されている方の中には気管カニューレがある、もしくは普段から痰が多く、自己喀出出来ずに痰吸引が必要な方が生活されております。痰吸引の機械は電源が必要です。バッテリー内蔵タイプであれば数時間は対応できますがそれでも電源の確保が困難な状況が続く可能性があるのが被災地の現状と思われます。


南海トラフ地震はマグニチュード8〜9クラスの地震が30年以内に70〜80%の確率で起こると言われております。私たちの生活圏でも大規模災害は起こると考えて備えなければなりません。

呼吸、気道のトラブルは待ったなしです。電気がなくとも痰吸引は出来る環境が必要と考えており、手段を探しておりました。


災害時に在宅人口呼吸器装着患者が自宅避難生活を送るための講習会を受講した際、ペットボトルを使用した簡易吸引機を紹介頂きました。そこで得た知識を元に緊急で吸引できるようにペプシコーラのペットボトル(硬さが丁度よいと教えて頂きました)に吸引チューブを準備して有事に備えていました。


災害時ではありませんでしたがこの簡易吸引機の知識が役立つケースを体験しております。神経難病で急激に意識レベルが低下していき痰の自己喀出も困難になってきておりいよいよ吸引機をレンタルする段取りを取ったあとです。金曜日に打ち合わせし翌週に吸引機が届く

予定でありましたがその週の土曜日、痰が多くSPO2が低下しており緊急で吸痰の必要になりました。その時に思い出してペットボトル吸引機を作成し、実践導入しております。なんとか痰を吸引する事ができ、呼吸状態は安定させる事ができたのでよかったです。


ですが課題もあり、吸引するのに吸引圧が思うように出せずに30分程の時間を要してしましました。有事の際のデバイスとしては有効ではありますが、心許ないと感じたのも正直なところです。

その経験から災害時ではなくとも緊急に吸引が必要な事態があることを体験し、体制を整えなければと検討しました。

現在、当ステーションでは手動式吸引器のブルークロス・エマージェンシーを導入しております。

この吸引器では吸引圧を十分に上げる事が可能でスムーズに吸引出来るようになりました。

複数台準備致しましたので通常訪問の緊急吸引にも備えられる状況になっております。

これだけでも不要な救急搬送を避ける事ができ、また吸引機をレンタルするほどではないが少しだけ吸引したいと言った状況にも対応出来るようになりました。


私共は在宅生活を支援できるように常に最善を検討しております。些細なことでも結構ですので在宅生活のお困り事があればご相談いただけると幸いです。





私たちにこにこ顔訪問看護ステーションは、春日井市を中心に、支援を必要とする方やそのご家族へ、24時間365日のサポート体制でケアを実施していきます。


ご利用についてのご相談は、電話番号0568-90-3966、お問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

 

在宅医療・訪問看護であなたらしい人生を支えます


にこにこ顔訪問看護ステーション

〒486-0929 愛知県春日井市旭町2丁目8番地2

TEL:0568-90-3966 FAX:0568-40-1166

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